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採択の背景まで聞いちゃいました!いただいた助成金でできたこと 社会福祉法人 中央共同募金会インタビュー(3)
私たちNPOの活動を支えている中央共同募金会さんへのインタビュー企画。前編では赤い羽根共同募金への想いや狙い、そして助成金と隣り合わせの「成果」の考え方について伺ってきました。お話しすればするほど、申請書に書いてあること以上に私たちの活動の本質や大切にしていることを理解してくださった上で助成していただいていることが伝わってきました。(第2回はこちら:https://livequality.co.jp/hub/about/news/240201)
第3回では、私たちが採択いただいた助成事業の内容や採択の背景など、より一歩踏み込んだ内容をお届けします!
藤岡:現在私たちが伴走支援をしている母子家庭の皆さんのうち、約半数の世帯が外国籍の方です。日常的に生活を支援する私たちの活動では、言語の問題で生活に困難を抱えるお母さんや子どもたちの姿を目の当たりにしてきました。日本語がほとんどできない方はもちろん、日常会話レベルの日本語が話せる方でも、本当は内容を十分に理解できない状態で「わかった」とお話しされる方もいらっしゃいます。そのため、丁寧で正確な理解を伴ったコミュニケーションに課題を感じていました。もちろん自動翻訳ツールなどの活用は進めていましたが、支援を進めていく中で、やはりタイムラグがあったり、言語化できないような表現や、込み入った話しがしづらいというところが浮き彫りになってきました。
このような課題に対して、伴走支援での通訳同行のための謝金、そして外国籍の方への支援のためのさらなる連携先開拓のための助成をいただけることとなりました。まだ助成期間の半分を過ぎたばかりですが、すでに目に見える成果が出はじめています。ずっと一時帰国をしたいとお話しされていたお母さんは、通訳の導入によって帰国のための具体的な計画をたて、行政の方との調整も円滑に進めることができるようになったことで、4年ぶりに帰国できるようになりました。また、日常会話はできるけれども、込み入った話は難しい外国籍のお母さんは、面会調停という、非常に高度な言語とコミュニケーション能力が必要とされる手続きに困難を抱えていました。このお母さんのケースでも、通訳を派遣し、LivEQuality HUB、弁護士、お母さんで面談し、お母さんのニーズと希望を丁寧に確認しながら調停を進めていくことで、来月からお子さんとの面会交流ができるようになりました。
宮崎:少し別の観点からになりますが、家賃の滞納という観点からも今回の助成は大きかったです。私たちの事業は、空き家はあるのに、大家さんがリスクヘッジのために家を貸したがらず、住まいに困る人がいる、特にシングルマザーが困っているという課題からスタートしてきました。そこから「住まい」というハードの部分と、「繋がり」というソフトの部分の両方を提供することで解決しようとしてきました。現在、家賃滞納は外国籍の方を含めて0でして、それが可能になっている理由として、初期に丁寧なコミュニケーションを対面で取ることで信頼関係をつくれているからではないかという仮説を持っています。今回の助成は通訳をつけるという一つのHOW、やり方でしたが、それによって外国籍の方との信頼関係の構築を素早く行えたことの効果は本当に大きかったなと思っております。

*実際の住まいの写真
藤岡:可能な範囲で、私たちの活動に対して助成をしていただいたきっかけや理由を教えていただけますか?
岡田さん:初めに採択させていただいた時点で、母子家庭で生活困窮されている方へ、住まいの提供だけではなく、伴走支援を行っているところが素晴らしいと思っていました(*1)。
そして第7回の採択に関しては、やはり第5回の助成の取り組みがしっかり行われていたことがこちらで判断できたので、そうであれば続けて、次も是非活動していただきたいなというのがありました。先ほどもお話ししましたが、LivEQuality HUBさんは前回の助成を含めたこれまでの活動を踏まえて、新たな事業を申請してくださったことが応援したいポイントでした。私はこのような事業を勝手に「発展型の事業」と呼んでいます。
他にも、審査員からのコメントもご紹介させてください。やはり外国籍の母子への支援はなかなか行政支援も薄いので、その領域に取り組むこと自体の社会的意義が高いとのコメントがありました。また、これは外国籍の母子に限らないと思いますが、課題に応じて、様々な業種、領域の方達と連携を取りながら支援をしている点が非常に高く評価されていました。支援体制を地域の中で作っていく。そしてそれを机上の空論ではなく、活動の積み重ねから実現可能な計画を建てられていた点が評価されていました。
(*1 「居場所を失った人への緊急活動応援助成」第5回にて、「母子家庭等生活困窮世帯の居住支援及び生活支援を支える相談員の育成事業」を採択いただきました。https://www.akaihane.or.jp/subsidies/sub-problem-solving/29143/)

*歓談している様子
遂に最終回の第4回では、山内さんや岡田さん、赤い羽根さんの今後の展望について、さらに踏み込んだお話をお届けします。
第4回はこちら
https://livequality.co.jp/hub/about/news/240215
赤い羽根共同募金を運営する社会福祉法人 中央共同募金会さんのホームページはこちら
LivEQuality HUBのホームページはこちら
https://livequality.co.jp/hub/about
LivEQuality HUBでは、現在継続寄付、単発寄付を募集しております。毎月1000円のご寄付で、1年間、1世帯の母子家庭へ食糧を届けることができます。