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2024/2/15

助成団体への期待、そして赤い羽根さんのこれから。社会福祉法人 中央共同募金会インタビュー(4)

 前回に引き続き、中央共同募金会さんへのインタビューをお届けします。(第3回はこちら:https://livequality.co.jp/hub/about/news/240208)

しっかり、着実に。そして「地域の支援力」を上げてほしい。—助成団体へ期待すること+事務局岡田さんの驚きと納得のキャリア!?

藤岡:助成プログラムに書かれていることに加えて、助成団体に期待されていることはありますか?

 

岡田さん:「制度の狭間」と呼ばれるような領域で活動されている団体さんであれば、行政さんと連携を取りながら、具体的に活動を制度化して行っていただきたいという期待もあります。全ての助成一般に言えることでは、しっかり地道に、着実に支援をしていただきたいです。それはどこの団体さんにも期待はするところです。
 加えて、モデル化というと少し陳腐な言葉かもしれませんが、いいやり方、いい方法、いいノウハウがある団体さんは、それを自団体で閉じるのではなく、地域に展開して行っていただきたいです。LivEQuality HUBさんもそのようなことを申請書に書いていただいていましたが、地域の支援力を上げていくことに貢献していただけると、大変嬉しいなと思います。ただ、ネットワーク作りは本当に事務局が大変なので、目の前の支援が大変なのに事務局までやってられないですよね。なので悩みながらの期待なんですが...

 

宮崎:ちなみに、岡田さんはずっとこの仕事に携わられているんでしょうか?

 

岡田さん:なんでそう思ったんですか?

 

宮崎:現場に対する熱がすごいなと思いまして、これは何かあるはず、と。

 

山内さん:もともと助成を受けていた側なんですよね。

 

宮崎:やっぱり!どのような領域だったんですか?

 

岡田さん:引きこもりの家族会の全国組織で活動していました。でも私は引きこもりの方たちの生活支援をやっていたわけじゃなくて、場づくりの方のお手伝いをしてきました。それぞれの地域に「家族会」と呼ばれる組織があり、当事者、引きこもりの経験者、家族、その地域の支援者とか、あと引きこもりに関心がある人、市民を皆さん一つのテーブルに集め、テーマごとに対話する場づくりをしてきました。「引きこもり」って何なの?といった問いを通じて「引きこもり」という言葉のイメージをときほぐしたり、参加者の知恵を寄せ合いながらどう生きていくかを話したり、理解を深めたり、繋がりを増やしたりする場を作ってきました。そしてその事業で、中央共同募金会から助成を受けていました。

 

宮崎:いや、絶対これは中のことを知ってる方だと。発言が、言葉選びが全部そうだなと。これは何かあると思いました。NPOから助成金団体への転職、ちゃんと現場が分かっている方が今度は選ぶ方に行くのは良い越境ですね。

 

山内さん:やっぱり現場が見えていると違いますよね。

 

宮崎:うーん、納得です!

 

 

助成先同士の「横のつながり」作り。赤い羽根さんだからこそ出来るファンドレイジングへ。—赤い羽根共同募金のこれから

 

藤岡:最後に、今後お二人が助成事業を通じて取り組んでいきたいことがあれば、お聞かせください。

 

岡田さん:先ほどもお話ししたことですが、助成先同士の横のつながりを作っていきたいと思っています。みなさんも通常の活動でお忙しいので、喫緊の課題としては団体間のつながりは、「繋がれたらいいけど、忙しいしなー」という感覚を持っている団体さんも多いと思います。そこを超えられる何かができたらいいなと思っています。

 

宮崎:みんな繋がりは欲しいけど、「誰かやって!」と思っています。笑
 LivEQuality HUBとしては、ネットワークを作り、ノウハウや知見をそれぞれシェアしながら、なるべく早くこの問題を解決しようと思い、月1回程度勉強会をしています。私たちも財務基盤がそこまで強くないとこもあり、今は月1回にとどまっていますが、この発展としてもう少し踏み込んだ形で連携の座組を作っていく予定です。

 

宮崎:山内さんはいかがですか?

*山内さんがお話しされている様子

 

山内さん:ちょっと大きな視点になりますが、私たちが行う助成金の原資は寄付金なんです。今は企業さんや個人の方から多くの寄付をいただいているんですけれども、やはり活動の先で支援を必要としている人たちが本当に日本社会の中にたくさんいる。そしてそれをどうにかしたいと思っている人も多くいる。もちろん活動を通じて困っている方へ直接支援される方もいらっしゃるし、それを寄付等を通じて間接的に支援したいという方々も社会にはいて、そこを繋ぐのが我々の役割だと思っています。
 必要としている支援をいかに社会に見せていくのか。やはりこれが重要だと思っています。助成先の支援や課題の実態をお見せすることによって、企業さんや個人の方が共感をしてくださって、時には我々もびっくりするような額の寄付がくることもあります。このように社会に、寄付者の方に活動をフィードバックすることで新たな循環が生み出せた時には、本当に自分の仕事をすごく誇りに思います。

 

宮崎:赤い羽根さんの法人の歴史と格があれば大企業さんとやりとりができますから、私たちのできない領域でファンドレイジングをしていただくことは、本当に重要なお仕事だと改めて実感しました。

 

藤岡:今日は普段は伺えないお話と、中の方の熱い思いを伺うことができて本当にいい時間でした。ありがとうございました!

 

宮崎:やはり私たちの活動もみなさんからの支えがあって可能になっているので、今後も皆さんを含めた支援者さんとも繋がっていきたいです。ありがとうございました。

 

山内さん:我々にとっても、自分たちの仕事を見つめ直す機会をいただきました。

 

岡田さん:本当によい機会をいただきました!ありがとうございました。

*向かって右側から、山内さん、岡田さん、宮崎、藤岡

 

赤い羽根共同募金を運営する社会福祉法人 中央共同募金会さんのホームページはこちら

https://www.akaihane.or.jp/

 

LivEQuality HUBのホームページはこちら

https://livequality.co.jp/hub/about

 

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