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2025/4/3

瀧波ユカリさんと、「夫婦/カップルの幸せ」についてみんなで考えました! ーイベント開催レポートー

「夫婦/カップルの幸せってなんだろう?」そう考えたことはありませんか?
それぞれの価値観を持った2人が、共に生活をしたり人生を歩んだりすることって、絶対的な正解がないからこそ、色んな壁にあたりますよね。

でも、「こんな小さなことでモヤモヤするのって自分の心が小さいからなのかな…」「好きな人のためなら、これくらい我慢しないと」と、問題の種を自分の中に溜め込んでしまっている人も多いのではないでしょうか。

そんな、どんな夫婦/カップル間にもあるギクシャクをコミカルに発信しているのが、漫画家・エッセイストの瀧波ユカリさんです。『臨死!!江古田ちゃん』という4コマ漫画でデビューし、現在は『わたしたちは無痛恋愛がしたい』を連載中。
コメンテーターとしてテレビやラジオにも出演されており、女性/母親目線のモヤモヤを爽快に訴えている瀧波さんをご存じの方も多いのではないでしょうか?

今回は、瀧波さんをメインスピーカーとしてお招きして開催したトークイベント、『夫婦の幸せってなんだろう? 日々のモヤモヤからDVまで』の開催レポートをお送りします。
当日残念ながら参加できなかった方も、ぜひこのレポートで瀧波さんのエッセンスを受け取ってください!

<イベント開催概要>

日時:2025年3月9日(日) 14:00〜15:30
会場:オアシス21 銀河の広場 スケートリンク横ステージ
参加費:無料
登壇者:瀧波ユカリ様、西村美夕妃様、神朋代、榊原有望
参加者数:64名

  

地球のルールを知らないパートナーにモヤモヤ。あるあるを紹介!

夫婦やカップルで生活していると色々なモヤモヤやギクシャクがありますよね。
SNSでバズっているエピソードを見て「わかるーー!」と共感したことのある方も多いのではないでしょうか。

どんなに小さなモヤモヤでもそれが積み重なると大きなストレスになったり、関係がギクシャクしてしまったり。また、対等な関係で接してくれず、怒れてきたり悲しくなったりすることもありますよね。

そんなあるあるについて、瀧波さんやご来場いただいたみなさんと深掘りしました。
あるあるエピソードを頷きながら聴いている方や、「パパのことじゃん!」とお子さんに言われてしまっているお父さんなど、みなさんどこかで思い当たる節のあるエピソードばかりだったようです。

瀧波さんの軽快なトークと支援現場で起きた「まさか!」なエピソードに、会場から笑いが起こる場面もたくさんありました。

ご自身のエピソードを共有してくださるご来場者もいて、会場全体が夫婦やカップルの幸せについて考えている、とてもいい時間だったと感じています。
特に共感の多かったあるある中のあるあるを、このレポートではご紹介します!


食い尽くし系

ちょっと字面が怖い気もしますが、「作り置きのタッパーがいつの間にか空になってる!」
「家族の分の料理も食べられちゃう!」「自分が友達にもらったお菓子がいつの間にか無くなってる!」という経験、みなさんにもありませんか?

こういう、「あなたの分じゃない!」「今食べる用じゃない!」っていう物も気にせず食べちゃう人のことを、“食い尽くし系”といいます。

瀧波さんもパートナーに冷蔵庫に入れていた沢山のおにぎりを全部食べられてしまったことがあるそうで、「地球のルール知らないの!?」とツッコミを入れてしまったエピソードを共有してくれました。

でも「それは作り置きだから食べないでね」と伝えたら、それ以降は起きなかったそう。
しっかりコミュニケーションを取って、共通認識やルールを作ることが有効な防止策みたいです。

ちょい残し系

“ちょい残し系”と聞いただけで、「あ、あれのことだな」とピンときた方もいるのではないでしょうか。例を挙げるとキリがありませんが、麦茶、炊飯器、トイレットペーパーなどなど。そういった食品や消耗品を、「確かにゼロじゃないけど、1回分は無いよね!?」という量で残されるとモヤッとしますよね。

 

「僕の飯は?」

この言葉を今?このタイミングで!?と思う時に言われた時にはイラっとしてしまいますよね。

例えば、自分も仕事から帰ってきたばかりのとき、子どもの世話をしているとき、体調を崩しているときなどなど。みなさんのエピソードを聞いていると、「私の状況見えないの!?」から「あんた自分でやってよ」までがセットになることが多いみたいです。

また、変化球として「大丈夫だよ、僕外で食べてくるから」や「うどんでいいよ」というのもあるとか。一見気遣いのできている優しい対応に見えますが、言われた側は「え、私の分は?」「だったら代わりにやってよ」と、モヤモヤやイライラだけでなく、二人で協力し合えないことに寂しさを覚えるという意見もありました。

他にも「疲れてるアピール」や「シンクにコップ」、「監督系」など、この一言だけでどんな言動をさしているのかイメージできるようなあるあるをみんなで共有しました。

こういったエピソードの多くは瀧波さんの漫画、『わたしたちは無痛恋愛がしたい』などでも取り上げられています。「まだまだ共感したい!」という方は是非、書店や図書館などで手に取ってみてください。

DVと虐待から身を守るためには

モヤモヤやイライラによって関係がギクシャクすることは、どんな夫婦やカップルにも起こりうることです。そういう出来事があったとき、ちゃんとコミュニケーションをとって、お互いの幸せの形を見つけていけるのが理想ですよね。

しかし、コミュニケーションがとれず、同じ事が繰り返されたり、どんどんエスカレートしていくと注意が必要です。そういった言動が、DVや虐待に繋がる恐れがあるんです。

「もしかしたら自分もDV受けているかも」「あの人、実はDVを受けているんじゃないか」「あの子の様子がどうもおかしい」と思ったら、自治体などを通して相談窓口をぜひ頼ってください。

また、他の人からそんな話を聞いた時に、「それDVだよ!」と容易に決めつけたり、「すぐ離婚した方がいいよ!」と結論を急いだりしないよう、注意しましょう。相手のことを思って言ったことが却って相手を傷つけてしまったり、状況をさらに悪化させたりしてしまうかもしれません。
必ず、専門家の助言やサポートを受けながら問題と向き合うようにしてください。

それでは、イベントで紹介されていた分類や事例をもとに、DVと虐待に分けてそれぞれ解説します。


DVの種類

DV (Domestic Violence) には明確な定義はありませんが、日本では「夫婦間暴力」や「家庭内暴力」と呼ばれることがあります。
いくつかの分類方法がありますが、イベントでは、5つに分類して説明しました。

 

● 身体的暴力

殴る、物を投げつける、髪を引っ張るなど、物理的な暴力のこと。怪我をしたり跡が残ったりする恐れもあります。

 

● 精神的暴力

大声で怒鳴る、暴言を吐く、侮辱するという言葉の暴力や、無視をするということが含まれます。具体的な精神的暴力として、「同じくらい稼いでから文句言え」や「誰のおかげで生活できてると思ってるんだ」という言葉がイベントでは紹介されました。

 

● 性的暴力

性的な行為を行う際は、例え夫婦間であっても性的同意は必要です。
相手の嫌がるタイミングや方法での性行為の強要、避妊へ協力しないといったものが性的な暴力です。

● 経済的暴力

働くことを禁じる、生活費を渡さない、借金を負わせるといった事が経済的な暴力にあたります。コロナの給付金や児童手当などをパートナーが使い込んでしまったエピソードが紹介されました。

 

● 社会的暴力

個人の社会活動を不当に制限することは、社会的な暴力にあたります。
実体験として、パートナーに携帯電話を破壊され、家族や友人との連絡を制限された話を共有してもらいました。

 

虐待の種類

DVも虐待も、相手の人権を侵害してはならないという基本的な考え方は一緒ですが、虐待の場合は大人と子どもという関係による違いもあります。また、心身ともに発達段階にある子どもにおいては、虐待によって発達が妨げられ、その後の人格形成や脳機能などにも影響が出やすいことが知られています。
虐待は、「児童虐待の防止に関する法律」によって4つの分類で定義されています。

 

● 身体的虐待

物理的な暴力のことをさします。火傷を負わせる、溺れさせる、乳幼児を激しく揺さぶる、落下させるなど。

● 心理的虐待

DVの精神的暴力と同様の言動が心理的虐待に当てはまります。また、子どもの前でDVをする「面前DV」も含まれます。

● 性的虐待

子どもへの性的行為はもちろん、性的行為を見せる、性器を触る/触らせる、ポルノグラフィの被写体にするといったことが性的虐待になります。

 

● ネグレクト

養育者として大人が果たすべき責務を放置すると、ネグレクトになります。食事を与えない、重い病気や怪我でも病院に連れて行かない、ひどく不潔にするなど。

 

DVを5つ、虐待を4つに分類して解説しました。これらは複雑に絡み合っていることが多く、線引きが難しいものもあります。その複雑さや難しさゆえに、専門機関の対応が遅れてしまうケースもあります。

そんなことを防ぐためにも、日頃から自分や自分の大切な人にしっかり気を配ることが大切です。「もしかしたら…」と思ったら、周りの人に話を聞いてもらったり、相談窓口で相談してみたりしてください。


<主な相談窓口>

DV相談:名古屋市配偶者暴力相談支援センター(無料、男性も可)
https://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/19-3-3-13-0-0-0-0-0-0.html

夫婦の話し合い:家族のためのADRセンター 離婚テラス(有料)
https://rikon-terrace.com/

住まいの相談:LivEQuality HUB(無料)
https://lin.ee/OmzJYq0

ご来場いただいた方の感想を一部公開!

さて、いかがだったでしょうか。いろんな人の体験談を聞くことで、「モヤモヤしているのは自分だけじゃない」と思えて、「諦めて我慢する」以外の選択肢が見えてくる人が一人でも増えたらいいなと思い、私たちはこのイベントを企画しました。当日会場に来ることができなかった方にとっても、このレポートが少しでも心の支えになったり、一歩を踏み出すきっかけになったりしたら嬉しいです。

ご来場いただいた方にはアンケートに協力してもらい、様々なご意見をいただきました。
色んな立場の方々に夫婦/パートナーの幸せについて考えてくださっていたことが分かり、開催した甲斐があったと心より感じています。ここでは感想の一部を紹介させていただきます。


「普段向き合うことを避けている自分のパートナー関係を見直すきっかけになりました。」

「関係改善につとめようと思っても対話がムズかしい!!」

「会場に男性もいて、うなずいたり、首をかしげたり、反応している様子がとても良かった。」

「人権の教育を子どものうちにすることが大事」

「名古屋市に相談窓口が多くあるのに驚きました。」

 

Special Thanks:開催にあたりご協力いただいた皆様

今回のイベントを無事開催し盛況に終われたのは、ご来場いただいた皆様はもちろん、瀧波さんと西村さん、ボランティアスタッフさん、ご協賛・ご後援いただいた皆様のご協力があってのことです。
改めて、感謝申し上げます。今後とも私たちの活動を見守り、応援していただけると幸いです。

ちなみに、来場者プレゼントは西川コミュニケーションズさんのオリジナルブランド「bande(バンデ)」の「1枚ずつめくれる」ステッカー。

めくるごとにどんな絵柄が出てくるのか、遊び心あふれるステッカーが、来場者の方に大変好評でした!

【協賛】

・カシワギ電気株式会社
https://kashiwagidenki.co.jp/

・株式会社プロサイトスタッフ
https://www.prositestaff.co.jp/

・西川コミュニケーションズ株式会社
https://www.nishikawa.jp/

 

【後援】

・愛知県
・名古屋市
・社会福祉法人愛知県社会福祉協議会

 

本事業は、「赤い羽根福祉基金」の助成を受けて実施いたしました。

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