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「もう限界…」と感じる前に!子育てが楽になる考え方と実践方法~あっとわん創業者 河野弓子さんインタビュー~
子育てをしていると、「子どもとの関わりに疲れてしまった」「限界かもしれない」と思い詰めてしまうことはありませんか。
「どうして言うことを聞いてくれないの?」
「私がダメだからこの子はこうなの?」
「子どもの将来を考えると、もっとちゃんとしなきゃ…」
そんな子育てに不安を感じているあなたに向けて、長年子育て支援活動に携わってきた河野弓子さんに、お子さんとの関わり方のヒントを伺いました。
あなたが「頑張らなきゃ」ではなく、「こう考えればいいのか」と安心できるような、子どもとの関わり方のコツをご紹介します。

話し手(写真左):河野弓子さん
<プロフィール>
・NPO法人あっとわん副代表理事(創業者)
・女子の自立の学び研究所ウーママラボ主宰
・資格:社会福祉士/教育修士/相談支援専門員
聞き手(写真右):小森佳歩(弊団体インターン)
日常的にお子さんと関わる弊団体インターンの小森が、子育て初心者の立場から河野さんにインタビューを実施しました。
小森:河野さんは長年、子育て支援をされてきたそうですが、そのきっかけを教えていただけますか?
河野さん:私自身が子どもを育てる中で「お母さんが元気でいることが一番大切だ」と感じたことでしたね。元気というのは、自分の頭で考えて行動し、決定できるようなイメージです。
子育てはもちろん大変ですが、子育てを機に学べることもあるなと感じています。
子育ては人生を変えるし、お母さんにとっても資産になる。
そんな想いで、障害のあるお子さんの支援や、子育て講座、お母さんたちのネットワークづくりなど、お母さんたちの支援をしてきました。
お母さんの支援をすることは、実際的には、生活全般の支援をすることに繋がるなと感じています。
小森:そんな中で、LivEQuality HUBとはどのように出会ったのでしょうか?
河野さん:居住支援コーディネーターの神さんとの出会いが始まりですね。

<河野さん(左)と居住支援コーディネーター 神(中央)・クラファンを応援いただいた際の様子>
河野さん:色々やっている中で、春日井市で子育てサークルをやっていた神さんが昔イベントに来てくださったんです。
その繋がりで、定期的にLivEQuality HUBとは関わっていて、今までの事例だと支援者さん向けに相談支援の講座(報告記事はこちら)も実施しました。

<河野さんによる相談支援基礎講座(第1回)の様子>
小森:早速、お子さんとの関わり方についてお聞きしたいなと思います。
子どもの行動に振り回されてしまうことってやっぱり多いですよね。「何度言っても聞いてくれない」「どうしてこんなことをするの?」と悩むお母さんも多いと思います。
河野さん:そうですね。でも、そんなときこそ、「感情ではなく、行動そのものを見つめる」ことが大切です。
例えば、お子さんが「ご飯を食べない」「おもちゃを片付けない」というとき、お母さんは「私の言うことを無視してる!」と感じるかもしれませんよね。
でも、まずはシンプルに「食べていない」「片付けていない」と思ったときにまずはその行動だけを見るようにしてみてください。
小森:なるほど。子どもが何を思っているかではなくて、まずは何をしているかを見るんですね。

河野さん:その上で、行動ってやっぱり環境によって変わってくるんですよね。子どもの行動の背景には、大きく分けて4つの理由があります。
1つ目は、要求(「これがしたい!」)。
2つ目は、承認(「見てほしい、認めてほしい!」)。
3つ目は、拒否(「イヤ!」)。
4つ目は、感覚(「その刺激が楽しいからやる!」)。
行動の背景にはこういうものがあります。
例えば、お母さんたちはよく「私が嫌がることばっかりする!」とおっしゃることがあるんです。でも、それはお母さん自身の経験や価値観を通して見ているだけなんですよ。
私たちって他者の行動を自分の価値観を通して見ちゃうんです。
例えば、友達が泣いているとして、泣いていたら何らかの理由がありますよね。
学校でテスト結果が返ってきたときに泣いていたら、
大半の人は、テスト結果が悪かったのかな?と思いますよね。
でも、実際はテスト結果はよかったけど、家のペットが死んじゃって泣いているのかもしれない。
ついつい自分の価値観で行動を勝手に意味づけしちゃうんですよ。
小森:では、子どもの行動を適切に理解していこうと思うと、親としては「じゃあ、どう対応すればいいの?」と悩みますよね。
河野さん:ポイントとなるのは、「事実」と「感情」を分けて考えることです。
例えば、子どもがご飯を食べてくれないとき、お母さんは「私がつくったご飯を食べたくないんだ」と感じるかもしれません。
でもそれって事実は「食べていない」だけ。そこで考えられるのは、食べるという行動を促進するためにできることを事実ベースで考えることです。「食べていない」その代わりにどんな行動をしているのか?を観察してみるんです。例えば「遊んでいる」「テレビを見ている」などですね。
その上で、「より適切なその行動をするかどうかを決めるのは、子ども自身」です。子どもは、ほどほどに注目してほしいし、ほどほどに拒否もしたい。そのために、いろんな行動を試すんです。
だからこそ、無理にコントロールしようとせず、長期的な視点を持ち、子どもを信じて見守ることも大切なんです。

小森:現代のお母さんを悩ませるものとして、SNSもあると思うんですよ。SNSなどで子育て情報を目にして、それが逆にプレッシャーになることもありますよね。
河野さん:特に、「ちゃんとしなきゃ!」という情報ばかりを見てしまうと、お母さんはどんどん苦しくなりますよね。今の情報化の時代でだんだん難しくなってきたと感じています。
SNSを見ていると、まるで責められているような気持ちになりますよね。
それはSNSだけではなくて、普段のコミュニティでの会話でももちろんあると思います。
でも、子育てに「絶対の正解」はありません。だからこそ、自分とは違う考え方を持つ人の話を聞いてみることが大切です。
SNSに溢れているような「○○しなければならない」という考え方を手放して、少しずつ楽になれる方法を見つけていきましょう。
小森:「ちゃんとしなきゃ」はどんなマインドに変えればいいんですかね…?
河野さん:「今の私は『〇〇しなきゃ』って思っているんだな」くらいで受け止めておけばいいんです。
私自身も小さいとき2,3日ご飯食べなかったんですけど、こうやって元気に生きていますからね~。なんとなくの目標でいいんですよ。
小森:すごい!ついつい「今ご飯を食べさせなきゃ!」って思っちゃいますけど、たしかに本当にお腹がすいて困っているなら、子どもだって自分で判断してご飯を食べますよね。
小森:とはいえ、お母さんたちってやっぱり日々忙しい。
目の前のことに追われていると気づいたら追い詰められてしまうことってあると思います。
お母さんたちが明日からできる「日々をよりよくするための習慣」ってありますか?
河野さん:おすすめなのは、「3 good things」という方法です。
1日の終わりに、今日良かったことを3つ書くんです。
例えば、「ケーキが美味しかった」「〇〇さんとお話しした」「〇時に寝られた」とか本当に些細なことだけど、ちゃんとできているなっていうのを見つけて書くんです。
書いて、文字で目に入ってくると、やっぱり自分と向き合って、自分の気持ちを確認することができるんです。そうすると、例えば「自分がこんな食べものが好きだったな」とか気づきが得られます。
お母さんたちって自分の気持ちよりも、子どもの気持ちを優先させちゃうことが多いですからね。ひとりで頑張っているお母さんこそ、少しずつでも「自分のための時間」を持ってほしいです。

小森:とても貴重なお話をありがとうございました。
最後にこれを読まれている子育てに悩むお母さんたちへメッセージをお願いします。
河野さん:まずは、自分の気持ちを感じることですね。いつも子どものこととか生活のことばかり考えてしまうと思います。なので、自分が今どう感じているかに目を向けてくださいね。
そして、やっぱり視野を広げること。もちろん子育ての知識を得ることも大切ですし、自分が普段見ている情報以外に触れてみてくださいね。
お母さん自身もお子さんも、最終的にはやっぱり幸せに楽しく生活してほしいなと私は願っています。人生長いので、今目の前のことに囚われすぎずに、5年、10年、ちょっと先のことを想像しながら、今できることをできる範囲でやると、少し楽になるんじゃないかなと思います。
小森:ありがとうございます!いずれ子育てに悩んだときには、まずは一息ついて、自分の気持ちに向き合ってみたいと思います。
この記事を読んでいただき、子育てに日々追われるお母さんが、「子育てが大変でしんどい」状況から、少しでも一歩前に踏み出すことができましたら幸いです。
河野さんもおっしゃっていた通り、普段のコミュニティやSNSを見ていると、「〇〇しなければならない」「〇〇すべき」で溢れていると思います。
そんなとき、他の意見や考えを知るためには、他者に相談してみることも一つの方法になると思います。
私たちLivEQuality HUBは、シングルマザーの住まい探しや暮らしのサポートを行なっているNPO法人です。条件に合う物件をなかなか見つけられないという方から、頼れる人や保証人がいないという方まで、様々な相談を無料で受け付けています。一人一人の状況に合わせて支援制度や相談窓口をご紹介したり、時には役所での手続きに同行したりもしています。
公式LINEで随時ご相談を受け付けています。他にも、名古屋市や周辺の支援制度や支援団体、地域で開催されるイベント等の情報を定期的に配信していますので、相談先を見つけていただくために、活用することもできます。

いろんな意見を聞いてみたいけど、どこで聞けばいいか分からないと感じた方は、ぜひ一度登録してみてくださいね✨
LivEQuality HUB | LINE Official Account
https://lin.ee/C9RK9kK
河野さん、改めてインタビューにご協力いただきありがとうございました!
この事業は、「赤い羽根福祉基金」の助成を受けて実施いたしました。
